WEBサイト制作はタスクが混在してしまったり、指標がなかったりといった原因でなかなか完成に至らないトラブルが起こりがちです。質の高いWEBサイトを制作するには、全体の流れを把握することとスケジュール管理が欠かせません。

ここではWEBサイト制作を管理するためのポイントや注意点を解説します。

WEBサイト制作の流れ

WEBサイト制作の流れを大きく分けると、設計、デザイン、コーディング、チェックといった作業で構成されています。

  1. 設計段階では要件定義や画面設計、システム仕様といった完成時の具体的なイメージを制作チームと共有します。
  2. デザイン段階では、画像やテキスト、動画などを必要な情報を入れ込んだWEBサイト完成図を作り上げていきます。
  3. コーディング段階では、完成したデザインをもとにHTML等を使って仕上げていきます。
  4. チェック段階では、コーディングを経た完成品に間違いや当初の設計とずれている部分がないか等、最終確認を行います。

それぞれの段階の間にはキックオフミーティングやユーザテストなどを適度に挟み込み、設計と完成品に致命的な違いが生まれないようにしていきます。

また、制作する中で設計段階では気づかないことが判明する場合もあるので、必要に応じて発注者と制作チームのすり合わせを行います。

WEBサイト制作のスケジュール感

スケジュールは制作するWEBサイトの規模により変化しますが、全体で15ページ程の企業サイトであれば、設計に約2週間、デザインに約2カ月、コーディングとチェックに約2カ月程度が目安です。

スムーズに進んだ場合でもおよそ4~5カ月は必要になります。

WEBサイト制作をスムーズに進めるためのポイント

長期間の作業になりやすいウェブサイト制作ではスムーズに作業を進めるための工夫が大切です。

完成イメージを明確に(参考サイトなど用意しておく)

完成イメージは明確であるほど良いです。特別なデザインを採用する場合などを除いて、参考サイトを用意しておくと良いでしょう。

自社の個性を出したい場合でも参考サイトを用意しておくことでWEBサイトのクオリティーを上げやすくなります。

必要な情報をまとめておく

WEBサイト制作の設計段階をでは特に、必要な情報を洗い出しておくことが大切です。どのような機能を盛り込みたいか、どんな情報を掲載したいかなどをまとめて用意してミーティングを進めていくことで、より完成度の高いWEBサイトに仕上げられます。

必要な手続きをまとめる(ドメイン・サーバーなど)

制作過程を終えたあと、ドメインとサーバーを契約してインターネット上にWEBサイトを公開します。管理が不安な場合は制作会社にドメインの取得やサーバーのレンタル手続きを委託することもできます。

まとめ

WEBサイト制作をスムーズに進めて高い完成度に仕上げるには、全体の流れやスケジュールを把握しておくことが欠かせません。事前に必要な情報をまとめるなどして準備を万全にしておくことで理想的なイメージに近いWEBサイトを作ることができます。