WEBサイトにアニメーションなど「動きがあるデザイン」を取り入れる企業が増加しています。動きのあるWEBデザインは情報を直感的に届けられるため、ユーザーに親しまれるWEBサイト作りに欠かすことができません。

WEBサイトに取り込める動きの種類や特徴を理解して、ユーザーに満足してもらえるWEBサイトを目指しましょう。

動きのあるWEBサイトが増加している背景

アニメーションやインタラクティブデザインなどを取り入れたデザインが注目されています。

その理由は、大抵のユーザーはYouTubeやTikTokなど動画コンテンツを提供するプラットフォームに慣れ親しんでいるためです。動画に慣れ親しんだ利用者は、動きを取り入れWEBサイトに親しみを感じやすいため、興味を持ってもらうことが期待できます。

WEBサイトの動きを用いる効果

WEBサイトの動きには期待する効果ごとに種類があります。それぞれの違いを理解して使い分けましょう。

興味を引く

ユーザーの注意や興味に訴える動きは、行動を促すことができます。

例えば、ユーザーにスクロール操作をして欲しい際に動く矢印を取り入れたり、購入ボタンへ注意を誘導するためにコンバージョンボタンに動きをつけたりすることです。

情報を届けやすい

アニメーションを活用すると、ストレス負荷を軽減してユーザーに情報を届けられます。

情報を読み込んでいる際に表示される動くローディング画面や、クリックすると物理的に押したように動くボタンなど、インタラクティブデザインを適度に取り入れることで直感的に操作できるWEBサイトに仕上がります。

拡散されやすい

印象に残る動きはユーザーの感情に訴えかけ、その結果として情報を拡散されやすくなります。

例えばTwitterやInstagramなどのSNSでは「いいね」ボタンを押すとハートマークにエフェクトが付き、心地いい体験を提供しています。ユーザーの行動にフィードバックする動きは、印象に残りやすく日常会話での話題にもなりやすいので、情報の拡散を期待できます。

WEBサイトで活用される動きの種類

代表的な動きの種類を理解して、必要な場面に応じて使い分けましょう。

アニメーション

代表的なアニメーションは、テキストやロゴ、イラストです。テキストのアニメーションは強いメッセージを与える際に役立ち、ロゴやイラストは企業の世界観をより印象的に演出することができます。

背景動画

ファーストビューの背景で動画を流すことで、ユーザーの集中を映像に集めるやすくなります。ファーストビューの全画面で動画を再生する場合は、スキップボタンをわかりやすく置いておくことで、ユーザーの利用体験を損ねることを防ぎます。

ローディング画面

情報を読み込んでいる途中に表示するローディング画面は、ユーザーが待っている間の注意を引き、離脱を防ぎます。待ち時間のカウントや、オーソドックスなローディングスピナーを活用するなど、ユーザーが待つことに飽きない工夫が大切です。

スライダー

スマホユーザーは一般的に、縦方向へスワイプする操作を繰り返すため、動きが単調になりがちです。横方向へスワイプするスライダーを取り入れることで、ユーザーの行動に変化をつけて、操作が単調になりすぎることを回避します。

ナビゲーションメニュー

ナビゲーションの表示はハンバーガーメニューを押すと、メニューが展開するスタイルが一般的です。メニューが少ない際に便利なプルダウン、メニューが多いときに使いやすいスライドメニューなどがあります。

まとめ

適度な動きのある仕組みを取り込むことで、ユーザーにインタラクティブなWEBサイト閲覧体験を提供できます。

アニメーションを適切に使うことで、ユーザーの興味を引くことができたり、情報を届けやすくなったりと、よりよいWEBサイトを作れるようになります。動きの種類や効果を理解して、WEBサイトに取り込んでいきましょう。